医療保険

医療保険は、保険期間と保障内容によって、大きく種類が分かれています。

医療保険は保険期間で分類すると、定期と終身の2つにわかれます。

 

*定期型の医療保険

 

定期型の医療保険は、若い時は終身型の医療保険に比べて保険料が低く設定されていて、更新型の場合には更新する度に保険料が再計算され上がっていく点が特徴です。(商品によっては、払込期間中に支払う保険料の変わらない平準払の定期型の医療保険もあります。)

 

*終身型の医療保険

終身型の医療保険は、契約時の保障が一生涯続き、契約内容を変更しない限り、保険料は契約時のままずっと変わらない点が特徴です。

終身型の医療保険には、払込期間が終身払いと、払込終了する年齢が決まっている短期払いのタイプがあり、終身払いの方が月々の保険料は低めに設定されています。

 

1.保険概要

一般的な医療保険の基本保障は入院と手術の保障で構成されています。保険会社によって、これらの基本的な保障に加えて、複数の給付金の保障が設定されている場合があります。

また、特約を付加することで、保障をより厚くすることも可能です。

 

 

2.女性向けの医療保険

一般の医療保険よりも女性特有の疾病や病気による入院や手術を手厚く保障している保険です。

 

妊娠時の帝王切開、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)をはじめ、乳がんや子宮がん、卵巣がんなど、女性特有の病気で入院した場合に、入院給付金等が上乗せ保障されます。

 

 

3.引受基準緩和型(限定告知型)・無選択型医療保険

引受基準緩和型医療保険は、持病がある方や過去に大きな病歴がある方等、健康に不安がある方に向けて、加入する条件(引受条件)を緩和することで保険に加入しやすくしている商品です。一般の医療保険に比べると保険料が割高に設定されています。

 

無選択型医療保険は、健康状態に関係なく(告知なしで)加入することができる医療保険です。引受基準緩和型医療保険でも加入が難しい方が加入できる点が特徴です。

 

しかし、保険料が割高に設定されているため、健康状態に不安がある場合でも、まず、一般の医療保険、引受基準緩和型の医療保険の順で検討しましょう。

 

4.保障について

医療保険の基本的な保障は、入院給付金と手術給付金の2つです。

 

成人病入院や通院、先進医療など、多くの保障が用意されていますが、これらは各保険会社が独自に設定している特約であり、セット商品として発売されている場合以外は、希望に応じて付け加えていくことになります。

 

(2017.05.15)